テニス【攻撃型or守備型】診断!自分に合うプレースタイルの特徴と選び方

| 公開日:
テニスの攻撃型と守備型のプレースタイルを示すイメージ

テニスは同じラケットとボールを使っていても、プレーヤーによって戦い方が大きく異なります。大きく分ければ「攻撃型」と「守備型」の2つのスタイルがあり、自分の特性や目指すプレー像によって選び方が変わり、それが試合での強みになります。

ここでは、それぞれの特徴とメリット・デメリットを整理し、どのように選べば良いかを解説します。

攻撃型プレーヤーの特徴

攻撃型とは、積極的にポイントを取りに行くスタイルのことです。

主な特徴

  • 速いテンポで展開し、ラリーを短く終わらせる
  • サーブやリターンで主導権を握る
  • ネットプレーやウィナーを狙うショットを多用する

メリット

  • 相手にプレッシャーを与えやすい
  • 試合展開を自分でコントロールできる
  • 短時間でポイントを奪えるため体力の消耗が少ない

デメリット

  • ミスのリスクが高くなる
  • 相手にうまく返されると心理的に焦りやすい
  • 調子が悪いと自滅パターンに陥りやすい

攻撃型は「リスクを取ってでも主導権を握りたい」タイプに向いています。スピード感ある展開を楽しめる方には最適です。

守備型プレーヤーの特徴

守備型は、相手の攻撃をしっかり受け止め、粘り強く戦うスタイルです。

主な特徴

  • ミスを減らし、相手のエラーを誘う
  • 走力やフットワークを活かして広い範囲をカバー
  • ラリーを長く続け、じっくりと試合を組み立てる

メリット

  • 安定感があり、崩れにくい
  • 相手に「簡単にポイントが取れない」と思わせられる
  • 長期戦に強く、精神的にも粘り勝ちしやすい

デメリット

  • 自分から得点する場面が少ない
  • 攻撃型の相手に押し込まれることがある
  • 体力面での負担が大きい

守備型は「とにかく粘って勝つ」ことにやりがいを感じるタイプに向いています。落ち着いてラリーを重ねたい方におすすめです。

どちらが正解?選び方のポイント

実は攻撃型・守備型どちらが「正しい」ということはありません。自分の性格・体力・技術によって選ぶのがベストです。

性格面での傾向

  • 積極的、短期決戦が好き → 攻撃型
  • 粘り強い、長期戦が苦にならない → 守備型

体力や運動能力

  • 瞬発力が高い、強力なショットが打てる → 攻撃型
  • スタミナが豊富、走るのが得意 → 守備型

技術的な強み

  • サーブ・ボレーが得意 → 攻撃型
  • ストロークの安定感やフットワークが強み → 守備型

ハイブリッド型という選択肢

最近のテニスでは、攻撃と守備の両方をバランスよく使える「ハイブリッド型」が主流になっています。

  • ラリーでは安定を重視しつつ、チャンスが来たら一気に攻める
  • 守備型の安定感に攻撃型の決定力を組み合わせる

プロのトップ選手の多くは、このハイブリッド型で試合を支配しています。一般プレーヤーにとっても「自分の基盤は守備型、でも決め球は攻撃型」といった形で取り入れると、より勝ちやすいスタイルを築けます。

まとめ

  • 攻撃型=スピード感・主導権・決定力
  • 守備型=安定感・粘り強さ・崩れにくさ
  • どちらを選ぶかは性格・体力・技術によって決める
  • 最終的にはハイブリッド型を目指すのが理想

まずは自分の強みを知り、それを最大限に活かすスタイルを選ぶことが大切です。テニスの魅力は「プレーの個性」がそのまま勝負に出ること。自分のスタイルを確立することが、テニスをもっと楽しく、もっと強くする第一歩です。

よくある質問

初心者はまずどちらのスタイルを目指すべきですか?

まずは「ミスをしない」ことを重視する守備的なプレーから入るのがおすすめです。安定してラリーを続ける基礎を築いてから、徐々に攻撃的なショットを練習していくと、バランスの取れたハイブリッド型へとスムーズに移行できます。

自分のプレースタイルがわからない場合はどうすれば良いですか?

コーチに相談したり、自分の試合を録画して見返すのが効果的です。無意識に得意としているプレーや、ポイントを取る際の勝ちパターンが見えてきます。本記事の「選び方のポイント」で挙げた性格や体力の自己分析も試してみてください。

攻撃型と守備型、プロの世界ではどちらが有利ですか?

現代のトッププロは、ほとんどが「ハイブリッド型」です。守備力で鉄壁のラリーを展開しつつ、チャンスボールは一撃で決める攻撃力も兼ね備えています。どちらか一方に偏るのではなく、両方の要素を高いレベルで使いこなせることが現代テニスでは有利とされています。

Divi Landing Page Pop-up